キャンピングカーレンタルの市場について
最近キャンピングカーをよくみかけるようになった?
キャンピングカーのレンタル事業をやっている筆者ですが、最近お客様から「街でキャンピングカーをよく見かけるようになった」という声をおききします。
実際のところどうなのか調べてみたところ、以下のような数字が日本RV協会から発表されていました。
2005年 50,000台
2007年 59,000台
2009年 68,000台
2011年 75,600台
2013年 85,200台
2015年 95,100台
2016年 100,400台
2018年 112,500台
母数自体は少ないものの、実際にかなりの割合で年々保有台数が増えています。2020年では12万台を超えたというのも最近のニュースで発表されていました。
特にキャンピングカーは印象に残りやすいので、そのような印象を持つ方も多いのかもしれませんね。
キャンピングカーのレンタル市場の規模は?
上記は主にキャンピングカーを購入する方の数字が押し上げている数字ですが、キャンピングカーレンタルについてはどうでしょうか?
まだまだ成長中のニッチな分野ゆえ、ネットを探してもなかなか出てきません。
ちなみに自動車全体のレンタカー市場はネットで検索すると色々と出てきますね。
皆さんがよく利用する一般乗用車のレンタカーですとだいたい日本には80万台のレンタカーがあり、市場規模は約6700億円程度です。
実際にキャンピングカーレンタル市場を計算してみました
そこでキャンピングカーレンタルの市場について試算(推測)してみる事にしました。
計算方法は非常にシンプルですが、
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(A)全国でレンタルされているキャンピングカーの台数
×
(B)1台あたりの年間売上
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(A)については現在、だいたい1000台程度のキャンピングカーがレンタルとしてあるといわれていますので(A)=1000(台)
難しいのが(B)の算出ですが、ここはざっくり200万円とします。
(根拠は大人の事情で秘密ですw)
そうすると単純計算で
(A)1000台×(B)200万円=20億円 となります。
ですので、レンタルキャンピングカーの市場規模は「約20億円」という推測ができます。(先に挙げたレンタカー市場6700億円の0.3%です)
キャンピングカーレンタル業界の今後は?
規模的にはまだまだニッチなサービスといえますが、世の中の注目を集めている新サービスですのでこの数字はこれからどんどん伸びていく事でしょう。
業界が大きくなる時に必ず起きるのが「事業撤退や合併、吸収、大手、新規異業種の参入などのプレイヤーの変化」です。
これからいろいろと起こりえる業界なのでキャンピングカーレンタルビジネスに興味のある方は常に動きを注視していた方がよさそうですね。